■詳細内容
■高齢者が安全運転するために大切なこと
高齢ドライバーが安全運転を行うためには、的確な操作や確認能力はもちろん、“長年安全運転で過ごしてきた”というような「過剰な自信」と、「加齢による本人には気付きにくい衰え」について自覚することが、一番重要である。
■自覚しにくい「目の衰え」とは――有効視野
特に、確認能力や注意力に欠かせないのが、目の働きである。その中でも自覚しやすい「動体視力」や「夜間視力」の衰えに対し、自覚しにくいのが「有効視野」の衰えである。
こうした衰えを自分の弱点として理解し、自分の運転生活をコントロールすることが重要である。
■いつまでも運転を続けるために必要なこと
まず、自身のコントロールで必要なのは、初心に返って慎重に運転することである。
・基本の運転ルールを遵守する
一時停止交差点では二段階停止を徹底する。駐車車両に近づいたら速度を緩める。車線変更はしっかりと確認してから行う。右折は、無理せず、車列が途切れてから行う。
・事故が起こりやすい条件での運転を避ける
交通量が多く、目も暗さに慣れにくい薄暮時や、視界が不鮮明になる雨天時は、意識して運転を控える。
・パニックになる、慌てる状況に身を置かないように心掛ける
高齢になると、パニックを起こしたときに、同時に複数のことに気を向けることができず、今行っている行動を継続して行うため、アクセルとブレーキの踏み間違い事故等が起きやすい。運転はゆっくり、慌てることなく余裕を持つことが大切である。
*2018年 制作
過信が事故を招く
高齢ドライバーのための安全運転ワークブック
販売価格(税込): 330 円
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高齢者いきいき安全運転(DVD)
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一方で、高齢ドライバーによる交通事故が、マスコミに頻繁に取り上げられています。その報道の論調には、高齢ドライバーは危険であり、車を運転すべきではない、という意図さえ感じることがあります。しかし、本当に高齢ドライバーは危険なのでしょうか。
この作品では、安全運転を継続するためのヒントを、自動車学校での有効視野の実験や模擬講習、さらに路上での高齢ドライバーの走行などで描きます。そして、高齢ドライバーにありがちな過信と有効視野の問題に焦点を当て、これからも運転を続けたいと考える高齢ドライバーの皆さんへ、安全運転のためのひとつのあり方を示します。また、高齢ドライバーに多いと言われているブレーキとアクセルの踏み間違いについてもふれています。