■詳細内容
■飲酒運転が招く悲劇
和氣圭司さんは飲酒運転の大型トラックによる衝突事故で、長女由佳さんを失った。
由佳さんのお墓には『夢』という文字が刻まれている。
病院に勤めながら介護福祉士を目指していた由佳さんの、果たされなかった夢。
事故の日から苦しみ続けた被害者家族は今も、悲しみを乗り越えながら「もう交通事故の被害者を生まないで」と叫び続けている。
■加害者となってしまった苦しみ
千葉県市原市にある市原刑務所。
交通死亡事故などで重い刑罰を受けた人たちが服役している。
事故の悲劇は、加害者自身にも事故を起こしてしまったという自らの過ちへの苦しみから、心に深い傷を負わせることになる。逃れることのできない苦しみは、事故のあった日から始まっている。
■居眠り運転の悲劇
飲酒運転と同様に、重大になるケースが多いのが居眠り運転による衝突事故。居眠り運転による事故は、人の命と夢を奪ってしまうという重大な結果を招いている。
■奪われた消防官への夢
渡邊秀伯さんは2009年の秋、長男の敬純君を交通事故で失った。
大型トラックの居眠り運転による追突事故。
消防官になることを人生の目標にしていた敬純君。これは彼の夢でもあり、家族みんなの夢でもあった。
消防官への道が断たれてしまったあの夜。大切な人を失った被害者家族の悲しみは、今も癒えることはない。
■ながら運転の悲劇
今、「ながらスマホ」を原因とする事故が増えている。
竹田吉弘さんの長女ひとみさんも、「ながらスマホ」の犠牲になってしまったひとりだ。
加害者は助手席に置いたスマホに気を取られ、前方をよく見ないまま車を走らせていた。
このような「ながらスマホ」に起因する事故情勢を受けて、2019年に道路交通法の一部改正が行われ、罰則が強化された。
*2020年7月 制作
取材協力:市原刑務所
協 力:特定非営利活動法人いのちのミュージアム
公益社団法人被害者支援センターとちぎ
公益社団婦人全国被害者支援ネットワーク
企画・制作統括:髙木 裕己/演出:北西 洋一
(一財)全日本交通安全協会 推薦
事故の日から苦しみ続けている被害者家族の願い
今も深い悲しみの中、「もう交通事故の被害者を生まないで欲しい」と願っている。
助手席に置いたスマホに手を伸ばし……
加害者も一生消えない十字架を背負う
受刑者のDさんも、自らが起こしてしまった過ちに、毎日、苦しみ続けている。
安全は利益を生む ~交通事故と企業責任
販売価格(税込): 198 円
事例にみる 企業責任と安全対策
販売価格(税込): 132 円
~判例から学ぶ~ 損害賠償と過失相殺
販売価格(税込): 220 円
業務運転中の事故を防げ! 改訂版
販売価格(税込): 71,500 円
また、「ながらスマホ」に起因する交通事故も検証し、2019年に道路交通法の一部改正が行われ罰則が強化されたことにも触れています。